2012/07/17

アスペルガー症候群とADHDの違い


アスペルガー障害では自分の興味のあることや関心のあることに限定的に執着するという特徴がある。対人関係についても相手の感情を汲んで話をしたり、言葉の裏を読んで会話をするということが苦手などで孤立してしまう可能性が高い。

ところで自閉性障害(自閉症)は3歳位までに症状があらわれ、以下の3つを主な特徴とする行動的症候群とされている。

  1. 対人相互反応の質的な障害
  2. 意思伝達の著しい異常またはその発達の障害 
  3. 活動と興味の範囲の著しい限局性

要するにアスペルガー障害はごく簡単に言うと、言葉や知能に遅れがない自閉症で、コミュニケーション障害が目立つ状態のことを指す。


ADHD(注意欠如・多動性障害)は不注意、多動性、衝動性が症状の主体である。アスペルガーと同様に言葉や知能の遅れはない。

一つの物事に執着するということはなく、逆に興味や関心のあることはすぐに変わってしまうためじっと集中していることができない。 

そのため対人関係でも、その場の雰囲気や相手の感情を汲んであげることは可能だが、すぐに暴れたり、衝動的な部分があるため、アスペルガー症候群とは違った意味で対人関係作りが難しくなる。結果としてコミュニケーション障害が生じる。



強直性脊椎炎、びまん性特発性骨増殖症、後縦靭帯骨化症


強直性脊椎炎

強直性脊椎炎は腰痛や前屈制限と仙腸関節の関節症が特徴。前縦靱帯の椎体付着部からの骨化、すなわち靭帯骨棘形成が始まり、側面像で椎体の方形化が認められる。進行すると竹様脊柱(bamboo spine)となる。人口の0.04%、家族内発生あり、男性に多い。好発年齢は10代後半から20代。HLA-B27が約90%で陽性。RFは陰性。


びまん性特発性骨増殖症(DISH)

びまん性特発性骨増殖症(DISH)は脊椎前方に著明な骨増殖性変化を伴う病態。股関節など他の骨・靱帯にも骨棘形成が骨端部を中心に強く認められる。


後縦靭帯骨化症(OPLL)

DISHの一部分症として発生したり、強直性脊椎炎に合併して発生することがある。



2012/07/09

Wolffの応変則(ウォルフの法則、Wolff's law)


幼小児の骨折治癒過程では機械的な刺激によって 、凸側では骨吸収(remodeling)、凹側では骨増殖が起こり、本来の生理的機能を有する骨の形態に戻ろうとする作用がある。これをWolffの応変則と呼ぶ。
 ー リハビリテーション医学Q&A p.475

荷重側で骨形成が進み、非荷重側で骨吸収が進むことになる。すなわち骨折して曲がった骨はまっすぐになろうとすることになる。これを骨の再造形(リモデリング)という。




2012/07/05

ホルミーシス効果


ホルミーシス効果(アンチエイジングの場合)とは。

本来体に悪いもの(運動や活性酸素など)でも、適量であれば健康にプラスに働くというもの。

運動によって活性酸素が産生されるが、適度の刺激になって抗酸化システムが活発になり、結果的に健康にプラスになる。

多発性骨端異形成症(MED: multiple epiphyseal dysplasia)


全身骨の骨端に異形成を認める骨系統疾患で、脊椎の変化は比較的軽い。低身長の程度は比較的軽く、多くは四肢短縮型である。なかには均衡型のものもある。重症型(Fairbank型)と軽症型(Ribbing型)とに分けられ、重症型にはcartilage oligomeric matrix protein(COMP)遺伝子の異常が、軽症型には9型コラゲン遺伝子の異常が報告されている。遺伝形式は常染色体優性である。若年で荷重関節の変形性関節症を発症する。



2012/07/04

高這い位

両手を床に着けたままで両脚はひざを伸ばし、這う姿勢のことをいう。高齢者が床から立ちあがる際に行う工程のひとつで、片膝ずつ立てた後、この「高這い位」になり、そののち上体を起こして立ち上がる。




ジストニア


ジストニア(dystonia)は、中枢神経系の障害による不随意で持続的な筋収縮にかかわる運動障害の総称。姿勢異常や、全身あるいは身体の一部が捻れたり硬直、痙攣といった症状が起きる。日本神経学会の用語では「ジストニー」と表記される。

持久力訓練が骨格筋に及ぼす影響


  • 脂肪利用能の向上
  • グリコーゲン利用の低下
  • 乳酸蓄積の遅延
  • ミトコンドリア内の酸化的代謝の増加

※ 持久力訓練では筋肥大は起こらない

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